アリストテレスの名言
所感
これは確かにそうだなと感じさせられますね。
垣根(かきね)というと、家を外界と隔てるためにつくられる壁のことですね。
自分の家を覗き見られないようにだったり、勝手に侵入されないようにするために。
人と人との間にも、自分と相手との間に壁を作っている状態を差して垣根という表現がされます。
アリストテレスはこの垣根を作っているのは相手ではなく自分だと言います。
言われてみると思い当たる節、ありますね。
なんとなくフィーリングが合わない相手には自分の方が敬遠していて近寄らなかったり、話しかけなかったりすることが多いです。
「壁を作られている」と感じることってありますが、実は自分が「壁を作っている」のかもしれません。
極端なときには、見た目が怖そうだ、汚そう、臭そう、太っている、オタクみたい・・・と勝手に感じて離れたりしますからね。
もちろん誰とでも警戒心を持たずに近づくことは危険も伴うので、それがダメだというわけではないのですが。
よくよく考えると相手に拒否されることよりも自分から拒否してることの方が圧倒的に多いような気がします。
人見知りもその一つでしょうし、食わず嫌いや、本もパッケージで読むかどうか決めることもしばしば。
物に対しても、何に対しても知らず知らず壁は作ってしまうものなのかもしれません。
相手だけでなく自分も距離を作っているかもしれないんだよと、自分を見つめ直せる名言だと思います。